呼吸器疾患
呼吸器の感染症の症状は、重い呼吸、ゼーゼー/ヒューヒューという呼吸音、口を開けての呼吸、咳、目/鼻/口から粘液が出ている、頭を持ち上げる傾向にある、などが挙げられます。いずれかの症状が見られたらすぐに獣医師の診察を受けましょう。
給餌後、口の周りに小さな白い泡がついているのは問題ありません。プシっというくしゃみも心配はいりません。それ以外の音が聞こえてくる場合は呼吸器疾患の疑いがあります。
呼吸器疾患の原因となるのは、ビタミンAの欠乏、細菌、真菌です。
適切でない温度と湿度、ストレス、適切で無い食べ物、不衛生なケージも呼吸器疾患のリスクを増やします。
日本の夏はとても蒸し暑いので、アオジタトカゲが呼吸器疾患になりやすい時期です。理想である24-45%まで湿度を落とすのは難しいですが、エアコンや除湿機でなるべく湿度を低くするよう心がけましょう。
療養中の温度に関しては、バスキングスポットは33-38度、ケージ内は日中は20-27度、夜中は20度を下回らないようにしましょう。湿度は24-45%が好ましく、50%以上の湿度は避けるべきと言われています。
呼吸器疾患の治療は、獣医師に薬を処方してもらう必要があります。多くの場合、抗菌薬を経口か注射で投与されます。必ず獣医師の指示に従って治療に協力しましょう。
体調の悪いアオジタトカゲが餌を食べない場合は、餌をペースト状にすると食べやすくなるそうです。もし他に、病気のアオジタトカゲに薬をあげるコツなど、ご存知の方がいらっしゃったら教えて下さい。