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アオジタごはんレシピ

アオジタトカゲは雑食性のトカゲです。嗜好性の強い肉や昆虫意外にも、野菜や果物を与えなくてはなりません。しかしアオジタトカゲはとてもグルメな個体が多く、味付けの好みがあります。このページでは、筆者が見てきた様々なアオジタトカゲ飯レシピを紹介します。もちろん、全てのレシピには必ずカルシウムパウダーを添加してくださいね!

【パックマンフード】

筆者が強くオススメする一品です。パックマンフードは魚粉を主に配合したカエル用の粉状のフードです。アオジタトカゲは魚系の匂いを好む個体が多く、パックマンフードを混ぜることにより餌の嗜好性を格段にアップさせることができます。

使い方は簡単で、刻んだ野菜、肉の上に野菜の青臭さが消える程度の量をふりかけ、粉っぽさがなくなるまで練り合わせるだけです。実は《アオジタの給餌》のページでも一度紹介させていただいていますが、もう一度。

上の写真では、

ケール、白菜(加熱済)、ミニトマト、ニンジン、ササミを使用しています。これにパックマンフード、カルシウムパウダー、レプラーゼを加えて練っています。

これだけで、驚くほどたくさん野菜を食べるようになります。パックマンフードを知ってからというもの、あまり他のフードを使用しなくなりました。(まわしものじゃないですよ)筆者の家のアオジタトカゲはパックマンフード入りの餌が一番のお気に入りです。

【グラブパイ】

Repashy社が販売しているフードの中に、グラブパイというものがあります。このフードは昆虫食の全ての爬虫類向けに開発されたもので、Black Soldier Flyというハエの幼虫が主成分となっています。昆虫食の爬虫類の食欲を煽る匂い、というのが売りです。実際の匂いは、すりつぶしたゴマのような香ばしい匂いです。

使い方は簡単で、パックマンフードと同様に、刻んだ野菜、肉の上に野菜の青臭さが消える程度の量をふりかけ、粉っぽさがなくなるまで練り合わせます。

しかしこのグラブパイ、誘引力は強いのですが、肝心の味は微妙です。筆者も食べてみましたが、かなりまずいです。筆者のアオジタトカゲに与えてみたところ、最初はその独特な匂いに寄せられて走ってきましたが、食べ始めてみると、パックマンフード入りの餌よりも控えめな食いつきを見せました。

こちらは

バーバンクサボテン、オータムポエム(アスパラガスのような植物です)、ラディッシュの葉、ミニトマト、ササミを使用しています。これにグラブパイ、カルシウムパウダー、レプラーゼを加えて練っています。

パックマンフード入りの餌の時よりも口の開きが小さいのが一目瞭然です。

誘引力は高いので、生き餌しか食べないアオジタトカゲを飼ってらっしゃる方にとっては、良いフードかもしれません。

【まるさん家のアオジタごはん】

まるさんとは私がアオジタトカゲを飼いはじめた当初から憧れ続けているアオジタ飼育者です。餌には大変こだわりがあり、その盛り付けはアオジタ界でも生粋の美しさを誇ります。まるさんが飼ってらっしゃったアザンアオジタトカゲのひなたくんは、毎回とても嬉しそうにごはんを食べていました。

アオジタトカゲは性格によって、野菜と肉を混ぜないでも食べる子と、混ぜないと野菜を残す子がいますので、盛り付けは臨機応変に真似しましょう。

上の2つの写真はどちらも

低脂肪犬用ウェットフード(無添加ささみ野菜入)、セラレプタイルプロ草食用、カタツムリの缶詰、水で戻した乾燥コオロギ

が入っていて、それぞれニンジン(加熱済)、ニンジンの葉、小松菜などがさらに加えられています。

こちらは

セラレプタイルプロ草食用、乳酸菌ゼリー、ニンジン(加熱済)、水で戻した乾燥コオロギ、ピンクマウス、バナナ、グリーンピース、うずらの卵焼き

が入っています。

うずらの卵焼きは、油を引かずにフライパンで作ってらっしゃいます。コツは、卵を割らずに、卵の上部を包丁で切って中身をフライパンに出すことだそうです。

【pokkeさん家のアオジタごはん】

pokkeさんもまた、私が尊敬する爬虫類飼いの内の一人です。鈴蘭さんという美しいアザンアオジタトカゲを飼ってらっしゃいます。アザンアオジタトカゲはどうも上品な個体が多いようで、鈴蘭さんも、混ぜなくても野菜をきちんと食べてくれるそうです。

こちらは、

セラレプタイルプロ草食用、Rep-cal社のリクガメフード、ピンクマウス、Vivaria社の爬虫類野菜6種ブレンド

を食べています。

Vivaria社の野菜ブレンドは、チンゲンサイ、大根の葉、桑の葉、小松菜、ニンジン、リンゴが入っているそうです。こちらは食いつきは普通、とのことでした。

この写真ではリクガメフードと生卵を食べています。アオジタトカゲは生卵が大好きですが、鈴蘭さんのような上品な子でさえ、このようにお口周りを汚しながら食べます。給餌の後に温浴ができる余裕のある時に与えましょう。

【みーさん家のアオジタごはん】

みーさんも私がいつも爬虫類情報を共有してもらっているアオジタ飼育者です。みーさんの飼っているアンボンアオジタトカゲのうめちゃんはマイペースな性格で、サバンナモニターにも動じることない堂々としたアオジタトカゲです。

こちらは、

ヨーグルト、ニンジン、コーン、砂肝(加熱済)

が入っています。

アオジタトカゲのうんちが臭くてお悩みの方は、ヨーグルトを試してみても良いかもしれません。この写真ではコーンがそのまま入っていますが、今では一粒ずつ皮を剥いてから入れているそうです。その方が消化がしやすいとのことです。砂肝は噛みごたえがあり、良いタンパク源になりますが、必ず茹でてから細かく切ってあげているそうです。

【つちのこ家のごはん】

筆者のアオジタトカゲ、のこちゃんのご飯です。もうすでに【パックマンフード】や【グラブパイ】の項目で出てきていますが、今回は変わり種を。

こちらは、

グリーンパパイヤ、パイナップル、ミニトマト、乾燥コオロギ

が入っています。

残念ながら稀に見る不評なレシピでした。乾燥コオロギを選択的に食べられてしまいました。グリーンパパイヤはあまり美味しくないそうです。硬かったので、すりおろしてみたのですが、いずれにせよ不評でした。

パイナップルは甘党のアオジタトカゲには受けが良いようです。のこちゃんは魚系の味付けが好きなので、あまり心惹かれていませんでした。

次に、以前あまり食いつきの良くなかったグラブパイを、パックマンフードと混ぜて与えてみました。

こちらは

チンゲンサイ、バーバンクサボテンの葉、カボチャ(加熱済)、ニンジン(すりおろし)、ミニトマト、ササミ、幼体フトアゴヒゲトカゲフードに

パックマンフード、グラブパイ、レプラーゼ、カルシウムを加えて練ったものです。

このレシピはなかなか良い食いつきを見せてくれました。やはりパックマンフードがお好みのようです。

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